【ゴロ】ゲルストマン症候群の症状 覚え方

脳神経外科

ゲルストマン症候群とは?

ゲルストマン症候群(英語:Gerstmann syndrome)は、頭頂葉にある左角回の障害により、失書失認左右失認手指失認の4徴を呈します。

失書:文字が書けない

失算:計算ができない

手指失認:自分の指が認識できず、中指と言われてもその指を指示できない。

左右失認:左右がわからない

文字や数字などの視覚情報は後頭葉の視覚野から左角回を経由してウェルニッケ野へ送られます。このときに角回は、脳が文字を理解できるようにするため、視覚情報を音声情報に変換しています。

もっとわかりやすく表現すると、角回は読み書きの中枢です。

Gray, vectorized by Mysid, colourd by was_a_bee., Public domain, via Wikimedia Commons

語呂合わせ ゲルストマン症候群の症状

ゴロ1 Gerstmann症候群 sa→さ・し・しゅ

Gerstmann症候に含まれるsaを手掛かりにしてsa(さ)・し・しゅから始まる障害を想起します。

ゴロ2 ゲルマン人の優等生は左右の手で書いて計算できる

ゴロ
ゲルマン人の優等生は左右の手で書いて計算できる

Gerstmann症候群の症状

ゲルマン人の:ゲルストマン症候群
優等生は:優位半球
左右の:左右失認
手で:指失認
書いて:失
計算できる:失

角回の位置 覚え方

角回は優位半球(主に左)の頭頂葉に位置します。Gerstmann症候群のGを頭部CTで見慣れている頭蓋骨と思って下さい。Gの空いている場所は左頭頂葉付近と一致します(厳密には違いますが、覚えるためです)。

角回の厳密な場所が知りたい方はこちらの画像をどうぞ

Polygon data were generated by Database Center for Life Science(DBCLS)[2], CC BY-SA 2.1 JP , via Wikimedia Commons

参考文献

病気がみえる 〈vol.7〉 脳・神経

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