・血清Na130mEq/L前後の軽度な低Na血症は即座に治療を開始するわけではない。
・自然に改善する低Na血症を判断する目安の一つに尿中Na＋Kがある。
・尿中Na＋Kが血清Kよりも大きければ、自由水が外に出ていかない事が示唆されるため、低Na血症が進行するリスクがあり、生理食塩水での補正を開始する。
・尿中NaとKが血清Naよりも小さければ、自由水の排泄があるため、低Na血症は自然と補正される可能性がある。しかし、低Na血症が改善しない場合は、補正が必要になる。
注意：本来なら血清Na＋Kと尿中Na＋Kを比較するが、血清Kは小さいので無視する
軽度の低Na血症でも死亡率上昇がみられることが報告されている
参考文献
Am J Med 122 : 857-865, 2009 kidney Int 83 : 700-706, 2013
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