陥没呼吸の機序と重症度

retractive_breathing _thumbnail呼吸器

陥没呼吸とは、 息を吸い込むときに、胸の一部が陥没する状態の呼吸

・肺胞の虚脱や肺浮腫により肺の膨らみやすさ(コンプライアンス)が低下しており、息を吸うために強い陰圧が必要になる。強い陰圧により胸壁の柔らかい部分が引き込まれ、肋間や鎖骨上窩が陥没するような呼吸となる。

・気管支喘息、COPD、呼吸窮迫症候群(RDS)などが原因。

重症度

呼吸困難の程度陥没呼吸の部位
重症鎖骨
胸骨
胸骨
軽症~中等症肋骨
胸骨
肋骨間

・陥没呼吸の部位により、重症度を評価することができる。

陥没呼吸のかんたんな解説動画

肋間陥入・胸骨上陥入のわかりやすい動画

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