【ゴロ】脂質異常症の診断基準 覚え方

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ゴロ 善いよ悪いよ取りに行こう

善いよ悪いよ取りに行こう

語呂合わせに「いよ」が2つ入っているので、40と140の値を逆に覚えてしまう方がいらっしゃいます。 脂質代謝が悪化するケースを考えれば迷うことはありません。 脂質代謝が悪化する時は、善いものが少なくなり、悪いものが多くなる時です。 つまり、善玉コレステロール(HDL-C)は小さい40が基準値になり、悪玉コレステロール(LDL-C)は大きい値の140が基準値になります。

脂質異常症の診断基準

善いよ:HDL-C(玉コレステロール)<40mg/dL
悪いよ:LDL-C(玉コレステロール)≧140mg/dL
取りに行こう:TG≧150mg/dL

脂質異常症の診断基準(空腹時採血*)

日本動脈硬化学会,動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版

10時間以上の絶食を空腹時とする。ただし、水やお茶など カロリーのない水分の摂取は可とする。

**スクリーニングで 境界域高LDL-C血症、境界域高 non-HDL-C血症を示した場合は、高リスク 病態がないか検討し、治療の必要性を考慮する。

・LDL-CはFriedewald式(TC − HDL-C − TG/5)または直接法で決める。

・TGが400mg/dL以上や食後採血の場合は、non-HDL-C (TC − HDL-C)かLDL-C直接法を使用する。ただし、スクリーニング時に高TG血症を伴わない場合はLDL-Cとの差が+30mg/dLより小さくなる可能性を念頭においてリスクを評価する。

参考文献

日本動脈硬化学会,動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版

イヤーノート 内科・外科編

病気がみえる vol.3 糖尿病・代謝・内分泌

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