大量輸血で低カルシウム血症がおきる理由

血液

輸血製剤に含まれる凝固防止剤(クエン酸)がCaと結合して低Ca血症となる

血液が凝固するとき、13の血液凝固因子以外にCaイオンなどが凝固カスケードに関与する。
クエン酸Naは、Caイオンと結合するため、血液凝固の仕組みが働かなくなる。

大量輸血後には輸血製剤に含まれるクエン酸が、血中のCaと結合し低Ca血症となる。

一般社団法人日本血液製剤協会

参考文献
ガイトン生理学

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