APL弁とは

APL弁麻酔科

APL(adjustable pressure limiting)弁とは、患者の気道内圧を調整する弁。APLバルブを調整することで、マスク換気時あるいは自発呼吸時に、患者にかかる気道内圧をコントロールできる。

回路内圧(気道内圧)がAPLで設定した値を超えると、弁が開き余剰ガスが回路外に排出される。
APLをMINに設定すれば余剰ガスは外へ排出されやすくなり、気道内圧は低めになる。
一方、APLをMAXに設定すれば、余剰ガスは排出されにくくなり、気道内圧は高めになる。

howequipmentworks.comより引用


自発呼吸のときにはAPLをMINにして、余剰ガスを外に排出することで、気道内圧を上げない。
導入後にはAPLを上げて、圧を高くしてマスク換気を行う。 麻酔導入後はAPL弁を閉じ気味にしていれば、気道内圧が上がり、陽圧換気が可能になる。

APL弁
wikipediaより引用

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回路の原理から説明してます
How anesthesia circle breathing systems work explained simply.

参考文献
麻酔科研修チェックノート

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