医療計画とは
医療計画は都道府県が策定する医療提供体制の設計図です。6年ごとに見直され(中間年で必要な見直しあり)、2024年度から第8次医療計画が始まっています。
公衆衛生は医師国家試験で出題数1位の分野です。なかでも医療計画は定番中の定番なので、確実に取りにいきましょう。
5疾病
国民に広く関わり、医療提供体制の構築が特に必要な疾病として5つが指定されています。
| 1 | がん |
| 2 | 脳卒中 |
| 3 | 心筋梗塞等の心血管疾患 |
| 4 | 糖尿病 |
| 5 | 精神疾患 |
5疾病
ガン(がん)のノウ(脳卒中)シン(心血管)トウ(糖尿病)セイ(精神)
もともとは「急性心筋梗塞」でしたが、心不全や大動脈疾患も含める形で「心筋梗塞等の心血管疾患」に呼称が広がりました。細かいところですが、選択肢で問われうる部分です。
6事業
こちらは疾患ではなく、体制として確保すべき医療の種類です。
| 1 | 救急医療 |
| 2 | 災害時における医療 |
| 3 | 新興感染症発生・まん延時における医療 |
| 4 | へき地の医療 |
| 5 | 周産期医療 |
| 6 | 小児医療(小児救急を含む) |
6事業
救急・災害・感染症、へき地・周産期・小児
最新の変更点がそのまま出題ポイント
第8次医療計画での最大の変更が、新興感染症発生・まん延時における医療の追加です。これにより5事業から6事業になりました。
新型コロナの経験を受けた改正なので、「なぜ追加されたか」まで含めて理解しておくと忘れません。古い教材だと「5疾病5事業」のままになっていることがあるので注意してください。
また、これに在宅医療を加えて「5疾病6事業及び在宅医療」と表現されます。在宅医療は「事業」には数えないが計画の対象である、という位置づけです。ここも引っかけどころです。
国試ではここが問われる
よくある誤答選択肢は「認知症」「肺炎」「腎不全」などを5疾病に混ぜてくるパターンです。高齢化で重要なのは確かですが、5疾病には入っていません。
もう1つは策定主体。医療計画を定めるのは都道府県であって、国でも市町村でもありません。健康増進計画や介護保険事業計画と混同しないようにしましょう。

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