筋皮神経とは?解剖
筋皮神経(読み方:きんぴしんけい、英語:musculocutaneous nerve)は、腕神経叢(C5-C7)から出て、上腕部に走行する外側神経束から分かれます。烏口腕筋を貫き、上腕二頭筋と上腕筋の間を走行し、外側二頭筋溝の遠位端で筋膜を貫いて、前腕橈側の皮膚に分布し、感覚枝である外側前腕皮神経を出します。
筋皮神経は上腕では運動枝だけを出し、前腕では感覚枝だけを出します。
筋皮神経(C5-C7)の支配筋・感覚枝
支配筋 | 感覚枝 | |
筋皮神経 | 烏口腕筋, 上腕二頭筋, 上腕筋 | 外側前腕皮神経 関節枝:肘関節の関節包(前面) |
筋皮神経のわかりやすい動画
英語の解説ですが、アニメーションがわかりやすいです。
おすすめ参考書・教科書
プロメテウス解剖学 コアアトラス
プロメテウス解剖学 コア アトラス は解剖のイラストがきれいでわかりやすいです。
神経だけに特化したページがあり、特定の神経の走行をイメージしたい時に便利です。神経以外にも動脈、静脈、筋肉に特化したページもあります。
注意点としては、実際の臓器の写真は掲載されていないため、別に購入する必要があります。
医学書ってお金がかかりますよね。半期だけ必要な教科書があり、お金をどぶに捨てた気持ちになる時がありますが、解剖学の教科書はずっと使います。
研修医になっても読み返す価値のある本です。長い目で見ればコスパの良い本だと思います。
解剖学カラーアトラス
解剖学カラーアトラス は、解剖学実習で実際に見る臓器の写真が大量に載ってます。
イラストでイメージを付けた後にこちらで実物を見ながら勉強した方が頭に残ります。
実地試験はイラストだけ覚えても太刀打ちできません。必ず買いましょう。
グレイ解剖学
友人はグレイ解剖学を使ってました。好きな人は好きです。
大学の本屋さんで手に取ってみて、自分に合った教科書を買いましょう。
イラスト解剖学
イラスト解剖学はマンガで解剖を楽しく勉強できます。肩の力を抜いて楽に読み進められます。
医学部1年生でも理解しやすいと思います。
コメント