【動画】死戦期呼吸とは?見分け方

Agonal_respiration_thumbnail救急科

心停止直後の傷病者に見られる、しゃくりあげるような不規則な呼吸
喘ぎ呼吸、下顎呼吸とも呼ばれる。

死戦期呼吸であれば、胸と腹部の呼吸があっても「呼吸なし」すなわち心停止と判断する。

突然の心停止後には死戦期呼吸が高頻度にみられるが、市民は死戦期呼吸を「呼吸をしている」「いびきをしている」と誤った判断をし、心停止を見逃すことが多い。傷病者に反応がなく、呼吸がないか死戦期呼吸が認められる場合、あるいはその判断に自信がもてない場合は心停止と判断し胸骨圧迫を開始する。心停止ではなく患者が動き始めれば、胸骨圧迫を中止すればよい。

JRC蘇生ガイドライン2010 からは、市民による呼吸の確認では頭部後屈あご先挙上法を行わず、胸と腹部の動きを観察するのみとなった。

死戦期呼吸 agonal respirationの動画


参考文献
JRC蘇生ガイドライン2015

コメント