急性膵炎 重症度判定基準 ガイドラインアプリあり

A.予後因子

1BE≦-3mEqまたは
ショック(拡張期血圧≦80mmHg)
1点
2PaO2≦60mmHg または
呼吸不全(人工呼吸器を必要とする)
1点
3BUN≧40mg/dL (またはCr≧2.0mg/dL) または
乏尿(輸液後も一日尿量≦400mL)
1点
4LDH基準値上限2倍以上 1点
5Plt≦10万/mm3 1点
6低Ca血症(総Ca値≦7.5mg/dL) 1点
7CRP≧15mg/dL 1点
8SIRS診断基準陽性項目数≧3 1点
9年齢70歳以上 1点

以上の項目を各1点とし、合計点数2点以下は軽症、3点以上で重症とする

B.造影CTGrade

炎症の膵外進展度→
↓造影不良域    
前腎傍腔結腸間膜根部腎下極以遠
各区域に限局、あるいは膵の周辺のみGrade1Grade1Grade2
2つの区域にかかるGrade1Grade2Grade3
2つの区域全体、あるいはそれ以上Grade2Grade3Grade3

炎症の膵外進展と造影不良域から重症度を判定する
造影不良域については、膵を膵頭部、膵体部、膵尾部の3つの区域にわける
Grade1以下は軽症、Grade2以上で重症とする
原則として48時間以内に判定する

急性膵炎ガイドラインアプリ

JPN GL 2015
JPN GL 2015
開発元:株式会社ビーフラット
無料
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参考文献
急性膵炎診療ガイドライン 2015年 第4版
ERCP後膵炎ガイドライン2015

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